【iOS・macOS 27.2】Siri AI日本語を6つ試した|便利だが想定外も

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【iOS・macOS 27.2】Siri AI日本語を6つ試した|便利だが想定外も

9月に「Siri AI の日本語は10月」「英語にしても順番待ち」と書いてから1か月、iOS 27.2 と macOS 27.2 で日本語の Siri AI(ベータ版)が来ました。手元の Mac Studio M5 Max と iPhone 16 Pro Max では、27.2 を入れた時点で日本語のまま有効にできました。予定・記事要約・行き方・写真・Safari 履歴・メール送信の6つを頼むと、思ったとおり動いたものと、意図しない動きをしたものに分かれています。

iPhone では、画面に出ている住所への行き方を聞くとマップが開き、名前で頼むと写真付きのメールを見つけてくれました。その一方で、行き方の案内は確認なしにいきなり始まり、「最後に撮ったスクショ」をメールさせると何度やっても別の画像を選びました。Mac は ⌘Space に聞くだけで予定を文で答えるようになりましたが、記事の要約には誤りが混ざっています。

27.2 に上げたものの、日本語で本当に頼みごとが通るのか、Mac でも同じように動くのか、また待たされるのか、6つの頼みごとの結果を Mac と iPhone の画面つきで並べます。9月の記事の答え合わせ、公式の対応条件、まだ試していないことも書きます。

試したのは 2026-10-27 で、どれも各1回の観測です(Safari 履歴は2回、iPhone のスクショのメールは複数回)。Mac は ⌘Space と Siri の画面に文字で入力し、iPhone の頼みごとは本体を手で操作しました。

Siri AI の日本語を6つ頼んだ結果|意図どおりなら便利、確認なしで動くことも

予定・写真は思ったとおりに動きました。Safari 履歴は2回目で動き、記事の要約は3行目が誤りで、行き方はマップが開いて確認なしで案内が始まりました。スクショのメールは、送信前の確認は出たものの、最後に撮ったスクショではない画像を何度やっても選んでいます。

6つの結果を、Mac と iPhone の2列で並べます。

頼みごと Mac iPhone
今日の予定教えて 動いた(回答文が候補の先頭に出た) -
この記事を3行で要約して 動いた(中身は一部誤り) -
ここへの行き方を教えて 動いた(位置情報の許可が先) 動いた(確認なしで案内開始)
送ってくれた写真を見せて - 動いた(該当メール3通、開くと写真)
さっき Safari で見た記事を開いて 2回目で動いた -
最後に撮ったスクショを自分にメールして - 確認は出た、別の画像(何度やっても同じ)

試した環境は次のとおりです。

項目 内容
Mac Mac Studio M5 Max(macOS 27.2、ビルド 26B123)
iPhone iPhone 16 Pro Max(iOS 27.2)
日付 2026-10-27
入力 Mac は ⌘Space と Siri の画面に文字。iPhone の頼みごとは本体を手で操作
回数 各1回(Safari 履歴は2回、iPhone のスクショのメールは複数回)

テスト機の Mac Studio M5 Max については M1 Max から Mac Studio M5 Max へ買い替えた実測記事に書いています。次の節から、1つずつ画面と回答の文面を見ていきます。

【実測】M1 Max買い替え|Mac Studio M5 Maxは重い作業2〜3倍
M1 MaxからMac Studio M5 Maxに買い替えて同じ作業を実測。アプリ起動などの日常操作は1.5〜1.7倍、ローカルLLMや文字起こしは2〜3倍速くなり、macOS 27のAI要約にも差が出ました。

9月の答え合わせ|Siri AI の日本語は iOS 27.2・macOS 27.2 で来た

「日本語は10月」は当たりでした。2026-10-26(米国時間。日本時間では 10/27 未明)に、iOS・iPadOS・macOS・watchOS・visionOS の 27.2 で日本語の Siri AI がベータ版として公開されています。Apple Newsroom の発表は対象 OS に macOS 27.2 も挙げていて、Mac でも日本語で使えると公式に書かれました。

9月の2本で書いたことが、27.2 でどうなったかを並べます。

9月に書いたこと 27.2 で
日本語は10月 当たり。10/26(米国時間)に公開
英語にしても順番待ち 手元では日本語のまま有効にできた(待ち時間は記録していない)
⌘Space は従来の Spotlight のまま 「検索または質問」に変わり、回答文が先頭に出た
iPhone 16 Pro Max は声のカスタマイズが使えない 公式の条件上、対象外のまま

元の記事は Siri AI の日本語は10月と書いた iOS 27 の記事と、英語でも順番待ちだった macOS 27 の記事です。

【iOS 27】Siri AIの日本語は10月|iPhone 16 Pro Maxで使えないのは5機能
Siri AIの日本語対応は10月、Apple Intelligenceは9月14日から日本語で使えます。iPhone 16 Pro Maxで使えない5機能と、iCloud+で広がる利用枠まで公式情報で整理しました。
【macOS 27】AIは日本語で動く|新Siriは英語でも順番待ち
macOS 27のAIは日本語でどこまで使えるのかを実機で確認しました。新Siriは英語にしても順番待ちですが、ショートカットの4モデルと作文ツールは日本語のまま動きます。日本語対応は10月予定です。

設定 › Siri に「ベータ版」と日本語が出た

Mac の 設定 › Siri を開くと、次の表示でした。

  • Siri のアイコンに「ベータ版」のバッジ
  • 言語は「日本語(日本)」、声は「日本(声2)」
  • 「Siriアプリ」の設定もあり、開いたときに表示=最近のチャット、チャットを保持=無期限、プレビュー=2行
  • 27.2 の新機能として報じられた「除外されたアプリ」の項目
  • 拡張の ChatGPT はオン、「自動的に画像を調べる」はオフ

ほかの手元の Mac でも、設定の表示は同じでした。


iPhone 16 Pro Max も、バッジ・声・Siriアプリ・除外されたアプリは Mac と同じでした。画面で見えた違いは3つあります。

  • 言語の表記が、iPhone は「日本語」、Mac は「日本語(日本)」
  • iPhone にだけ「あなたの情報」と「ハイライトして検索」の項目がある
  • 言語の下の注記が違う。Mac は「音声入力と文字起こしの処理はMacで行われますが、検索リクエストはAppleに送信される場合があります」、iPhone は「音声録音と文字起こしは改善のためにAppleに送信されます」

注記の違いが機種によるものか、設定の違いによるものかは確かめていません。

公式は「待機リスト」の案内を残している

手元では待機の画面で止まらずに有効にできましたが、有効化にかかった時間は記録していません。Apple サポートの Siri AI の案内(127893、2026-10-22 公開)は、設定 › Siri で「試す」を押したあと待機リストに入り、順番が来ると自動でダウンロードされると書いたままです。iPhone で使えるまでの時間は、SBAPP が約2分、enjoypclife が約20分と報告しています。27.2 を入れても、すぐには使えない場合があります。

使える機種と条件

公式の対象機種と条件は次のとおりです。

項目 条件
iPhone 15 Pro・15 Pro Max・16 以降・Air・Duo(15・15 Plus は対象外)
iPad iPad mini(A17 Pro)、M1 以降
Mac M1 以降、MacBook Neo(Intel Mac は非対応)
言語 デバイスと Siri の言語をそろえる。13歳未満は不可
空き容量 最大8GB(一部の機種は最大14GB)
地域 中国本土は提供なし。EU は iOS・iPadOS・watchOS で提供なし
回数 1日の上限あり。値は非公開で、拡大枠は将来有料

iPhone 16 Pro Max は「表現力のある声(カスタマイズ)」の対象外です。公式はこの機能に iPhone 17 Pro 以降・Air・Duo を求めています。

iOS 27.2 の Siri AI を iPhone で試した|行き方・写真・メール

行き方と写真は、iPhone で頼んだとおりに動きました。メールは送信前に確認画面が出て、キャンセルもできています。困ったのは、行き方の案内が確認なしで始まったことと、送るスクショが最後の1枚ではなかったことの2つです。

画面の住所への行き方|マップは開いたが、いきなり案内が始まった

使ったのは Safari で開いた Apple 京都のページです。「住所」の下に「600-8006 京都府京都市下京区 四条通高倉東入立売中之町83-1」、電話番号、「地図を開く」のリンクが並んでいます。このページを開いたまま「ここへの行き方を教えて」と頼むと、マップが開いて案内まで始まりました(このときのスクショはありません)。

マップを開いて案内を始めるところまでは進みました。ただ、行き先を確かめる画面は出ませんでした。

いきなり案内が始まってしまうので確認してほしかった

Mac で同じページから頼んだ結果は、後ろの Mac の節に書いています。

「送ってくれた写真を見せて」|名前で該当メールにたどり着いた

用意したのは、件名「写真添付」、本文なし、桜の写真を付けて自分から自分へ送ったメールです。差出人の名前で「(名前)さんが送ってくれた写真を見せて」と頼むと、「結果を表示」にメールのアイコンが付きました。

回答は「(名前)さんからメールで送られた写真がいくつか見つかりました。」で、写真付きのメール3通(17:23「写真添付」、17:43「スクリーンショットの送信」、18:44「最後のスクリーンショット」)がカードで並びます。17:23 のメールを開くと、桜の写真が出ました。

こちらの意図した通りに動いてくれた



iOS 27.2 のリリースノートにあるのは「メッセージ」に添付された写真の参照で、今回試したのはメールです。メッセージの添付写真そのものは、まだ試していません。

「最後に撮ったスクショをメールして」|確認は出たが、送る画像が違った

「最後に撮ったスクショを自分にメールして」と頼むと、まず「どのメールアドレスに送信しますか?」と聞き返され、自分のアドレス6件が番号付きで出ました。このとき改行が「\n」という文字のまま表示されたことがあります。

アドレスを選ぶと、送信前の確認画面が出ました。「メールを使用して、IMG_2102.PNG を送信しますか?」、件名「最後のスクリーンショット」、本文「最後のスクリーンショットを送信します。」に、キャンセルと送信のボタンが付いています。ところが IMG_2102.PNG は猫の画像で、最後に撮ったスクショではありませんでした。何度頼んでも同じ画像が選ばれています。

何度やっても同じスクショを対象にしてくる、意図した動きではない、途中でアドレス選択が上手く表示されないときもあった

Screenshot


Screenshot


Screenshot

最後のスクショが選ばれなかった理由は確かめていません。確認画面には送るファイル名が出るので、送信を押す前に IMG_2102.PNG のような名前と背後の画像を見れば、別の画像を送らずに済みます。

macOS 27.2 の Mac で試したこと|⌘Space の回答・記事要約・Safari 履歴・行き方

⌘Space は「検索または質問」になり、予定を回答文で返しました。記事の3行要約は動いたものの3行目が誤りで、記事の結論が抜けています。Safari 履歴の参照は、1回目が「履歴にない」、2回目で開けました。画面の住所への行き方は、位置情報の許可を求められたあとで経路が出ています。

9月の日本語設定では、⌘Space は従来の Spotlight のままで AI の回答文は返らず、英語設定の Siri に日本語で聞いたときに答えていたのも従来の Siri と ChatGPT 拡張でした。27.2 では答え方そのものが変わっています。

⌘Space に「今日の予定教えて」|回答文が候補の先頭に出た

Mac で ⌘Space を押すと、入力欄の表示が「検索または質問」になり、右端にマイクのアイコンが付きました。「今日の予定教えて」と入れると、候補の先頭に「今日の予定は2件あります。」と回答文が出て、その下にアプリケーションやファイルが並びます。開くと Siri の画面に、夜間料金開始(20:00)と風呂入る(22:30)の2件がカードで出ました。

回答に「ChatGPT」の表示は無く、この質問には ChatGPT 拡張ではなく Siri 自身が答えています。9月は同じ質問にカレンダー項目とリマインダーが並ぶだけでした。


記事の3行要約は動いたが、3行目が誤り

自分の macOS 27 の記事を Safari で開き、「この記事を3行で要約して」と頼みました。Siri は「画面に表示されている記事の要約です。」に続けて、次の3行を返しています。

【macOS 27】AIは日本語で動く|新Siriは英語でも順番待ち
macOS 27のAIは日本語でどこまで使えるのかを実機で確認しました。新Siriは英語にしても順番待ちですが、ショートカットの4モデルと作文ツールは日本語のまま動きます。日本語対応は10月予定です。
  1. macOS 27では、AI機能が日本語で動作するようになります。
  2. 新しいSiriについては、英語環境であっても順番待ちの状態です。
  3. これらの機能は10月から順次利用可能になる予定です。

記事本文と比べると、2行目は正しい内容でした。1行目は時制がずれていて、記事はショートカットや作文ツールが「今日から」日本語で使えると書いています。3行目は誤りです。10月予定だったのは Siri AI の日本語対応だけで、ショートカットなどは 9/15 から使えていました。記事の結論「今日から触れたいなら、入口はショートカット」も要約に入っていません。この回答にも ChatGPT の表示はありませんでした。

画面に見えていたのは記事のタイトルとアイキャッチの文字(今日から使える・順番待ち・10月)で、3行はこの3語とほぼ対応しています。前置きどおり、本文ではなく見えている範囲から要約した可能性がありますが、推測です。

「さっき Safari で見た記事」は2回目で開けた

「さっき Safari で見た Siri の記事をもう一度開いて」と頼むと、1回目は履歴にないと言われました(正確な文面は記録していません)。同じ質問の2回目では、「先ほどSafariでご覧になっていた、Siriに関する記事はこちらです。」と「1 分前に訪問」のカードが出て、開くと先ほど要約させた記事が表示されています。1回目と2回目で何を変えたかは記録しておらず、何日も前の履歴で探せるかも確かめていません。


画面の住所への行き方|位置情報を許可すると経路が出た

iPhone と同じ Apple 京都のページを Mac の Safari で開き、「ここへの行き方を教えて」と頼みました。Siri は行き先を「Apple 京都」と特定しています。最初の回答は位置情報の利用を許可するよう求めるもので、「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「位置情報サービス」の場所を案内していました。その後マップのウインドウが開き、現在地から Apple 京都への経路が出ています。

手元では、Siri の位置情報を許可するまでは経路が出ず、先に設定の場所の案内が出ました。iPhone のように案内まで進んだかは記録していません。

Siri AI 日本語でまだ試していないことと、公式の案内の食い違い

27.2 の新機能のうち、日本語で動いたと言えるのは Safari 履歴だけです。iPhone で試したのも、行き方・写真・メールの3つにとどまります。公式の案内にも、待機リスト・回数制限・EU の範囲で食い違いがあります。

27.2 の新機能と、試したかどうか

iOS 27.2 のリリースノートと macOS 27.2 のリリースノートにある Siri AI の項目を、今回の結果と並べます。

27.2 の項目 今回
過去の会話の想起 未試験(MacStories は英語のみと報じている)
メッセージの添付写真 未試験(写真はメールで試した)
カレンダーの参加者 未試験
留守番電話 未試験
Safari 履歴 Mac で2回目に動いた
除外されたアプリ 設定項目は確認、効果は未試験
回答の一部だけをコピー(iOS 27.2 のノートにだけ記載) 未試験

ほかに試していないこと

  • 1日の回数制限に当たるか
  • Siri アプリの履歴の同期
  • Safari の3機能(タブの自動整理・ページ変更通知・説明して拡張機能を作る)
  • 声での呼び出し
  • Mac Studio 以外の Mac での質問
  • iPhone での、行き方・写真・メール以外の頼みごと

公式の案内で食い違っている点

待機リストは、127893 が案内を残したままです。このページは 2026-10-22 の公開で、言語の記述は英語のままになっています。

回数制限は、Apple サポートの 127901 が冒頭で「使用制限が設けられています」と書く一方、Siri AI を含む機能について「今後、Appleは、…使用制限を設ける予定です」とも書いています。Newsroom の発表は「1日の使用回数の制限が適用されます」です。何回まで使えるかは、どちらにも書かれていません。

EU では iOS・iPadOS・watchOS で提供されず、macOS 27.2 のリリースノートには EU の記載がありません。回答の一部だけをコピーする機能も、iOS 27.2 のノートにはあって macOS 27.2 のノートにはありません。

次に試すのは、メッセージで受け取った写真と、本体のボタンでスクショを撮ってから数分置いて頼み直すスクショのメールです。

まとめ|意図どおり動けば便利。様子を見ながら試していく

  • 9月の「日本語は10月」は当たり。手元の Mac Studio M5 Max と iPhone 16 Pro Max では、27.2 を入れた時点で日本語のまま有効にできた
  • iPhone では行き方と写真が動き、メールは送信前に確認が出た(各1回)
  • 一方で、行き方の案内は確認なしで始まり、スクショのメールは何度やっても同じ別の画像を選んだ
  • Mac は ⌘Space が回答文を返し、Safari 履歴は2回目で動いた。記事要約は中身が一部誤っていた

試してみた感想は「こちらの意図したとおりに動いてくれれば使い勝手は良いけど、意図しない動きがあると困るかな」です。iPhone の3つについては、行き方は「確認してほしかった」、写真は「意図した通りに動いてくれた」、スクショのメールは「意図した動きではない」でした。

様子見ながらいろいろ試していきたい

メールを送る頼みごとは、確認画面のファイル名と宛先を見てから送信を押してください。行き方は確認画面が出ないまま案内が始まりました。

9月の予告記事を読む

動画版(10月27日追記)

6つの頼みごとを、そのまま動いた2つ・注意つきの3つ・意図と違う1つの成績表にまとめて動画にしました。iPhone と Mac の実際の画面を順に見られます。

Siri AIの日本語が来た|iPhoneとMacで6つ頼んで答え合わせ(iOS 27.2・macOS 27.2)
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