【macOS 27】AIは日本語で動く|新Siriは英語でも順番待ち
macOS 27 に上げたのに、Siri が何も変わらない。 設定が悪いのか、自分の Mac が対象外なのか分からず、システム設定を行ったり来たりしていませんか。「英語にすれば使えるらしい」と読んで言語を切り替えた方もいるかもしれません。
先に結論をお伝えします。
- ❌ 新しい Siri(Siri AI)は、英語にしても使えません。 出てくるのは順番待ちの登録ボタンです
- ⭕ でも AI 自体は、もう日本語のまま動いています。 入口は Siri ではなく「ショートカット」です
- 🗓 Siri AI の日本語対応は 10 月予定です。待てば来ます
つまり、変わらないのは設定の問題ではなく順番の問題です。故障でもミスでもありません。
私は 2026 年 9 月 15 日に MacBook Pro M5 24GB を macOS 27.0(26A428)へ更新し、日本語のまま・英語に切り替えて、それぞれ何が動いて何が止まるのかを実機で確かめました。この記事を読めば、今日から日本語で使えるもの/待つしかないもの/10 月を待つものの 3 つがはっきり分かれます。設定をいじり続ける時間は、もう使わなくて大丈夫です。
- 🧭 結論|macOS 27 の AI は「新 Siri は順番待ち・ショートカットは日本語で今日から」
- 🛠 今日から日本語で使える①|ショートカットの「モデルを使用」は4モデルとも日本語で動いた
- ⚡️ 今日から日本語で使える②|「ショートカットを説明」は日本語で9.2秒、作文ツールも動く
- ⏳ 英語にしても順番待ち|macOS 27 の新 Siri は「Join Waitlist」で止まる
- 🗓 まだ来ていないもの|macOS 27 の日本語対応は10月予定、サーバー側の機能には1日の回数制限
- 🔧 つまずきやすい2つの設定|言語不一致で Apple Intelligence が丸ごと止まる
- 🎯 まとめ|macOS 27 の AI は「日本語で、ショートカットから」始めればいい
🧭 結論|macOS 27 の AI は「新 Siri は順番待ち・ショートカットは日本語で今日から」
macOS 27 の AI に今日から触れたいなら、入口はショートカットです。 新 Siri を待つ必要はありません。
理由は単純で、新 Siri は段階的に配信されている最中だからです。実機の表示にも「Siri AI is being rolled out gradually.(Siri AI は段階的に展開されています)」とはっきり書かれています。言語設定をどう変えても、この順番は早くなりません。
実際、英語設定にして現れたのは有効化のスイッチではなく「Join Waitlist(順番待ちに登録)」でした。その同じ日に、日本語設定のままショートカットの「モデルを使用」を試したら、4 つのモデルが全部、日本語の要約を返してきました。
📊 今日から使えるもの・順番待ちのもの・まだ来ていないものの早見表
| 区分 | 具体的に何か | どこで確かめたか |
|---|---|---|
| ⭕ 今日から日本語で使える | ショートカット(モデルを使用/ショートカットを説明)・作文ツール・Image Playground | ショートカット.app/メモ/Image Playground |
| ⏳ 英語にしても順番待ち | 新 Siri(Siri AI)・⌘Space の AI 回答 | 設定画面と ⌘Space |
| 🗓 まだ来ていない | Siri AI の日本語対応(10 月予定) | プレスリリース |
この 3 行が、そのまま以下の見出しに対応しています。気になるところから読んでください。
🛠 今日から日本語で使える①|ショートカットの「モデルを使用」は4モデルとも日本語で動いた
ショートカットの「モデルを使用」というアクションは、選べるモデルが 4 つあり、4 つとも日本語の指示に日本語で答えました。 ここが macOS 27 でいちばん驚いた部分です。
「モデルを使用」は、簡単に言うと「ショートカットの中で AI に文章を処理させるための部品」です。難しい設定は要りません。アクションを 1 つ置いて、渡す文章を決めるだけです。
日本語設定のまま試して、4 つとも日本語で入力して日本語で返ってきました。「AI は英語から」という思い込みは、少なくともここでは外れていました。
なぜ動くかといえば、英語のみで始まったのは刷新された新 Siri(Siri AI)だけだからです。Apple Intelligence(Apple の生成 AI 機能をまとめた呼び名)本体は 2025 年 3 月の時点ですでに日本語に対応しており、「モデルを使用」もその対象に含まれています。日本語が止まっているのは Siri AI という入口だけで、AI の仕組み自体が止まっているわけではありません。
🔢 モデルは3択ではなく4択だった(Cloud Pro が増えている)
報道でよく見かけるのは「オンデバイス/クラウド/ChatGPT」の 3 択ですが、実機の選択肢は 4 つでした。
- 📱 オンデバイス — Mac の中だけで処理する
- ☁️ クラウド — Apple のサーバーで処理する
- ☁️ Cloud Pro — クラウドとは別枠の、もう 1 つのサーバー処理。ここだけ日本語 UI でも英語表記のまま(通常のクラウドと何が違うかは、実機では確認できていません)
- 💬 ChatGPT — 外部の ChatGPT に渡す
クラウドが 2 段に分かれているのが、実機で見て初めて分かった点です。
📝 同じ日本語420字を要約させたら、落ちた情報が違った

同じ約 420 字の日本語テキストに「次の文章を 3 行で要約して、最後に一言の感想を付けてください。」と指示し、4 モデルの答えを見比べました。
入れたのは次の文章です。同じことを試したい方は、ここをそのままコピーして使ってください。
macOS 27 Golden Gateは2026年9月15日に日本でも配信が始まった。対応するのはM1以降のMacとMacBook Neoで、Intel Macは対象外になった。目玉は新しいSiriで、質問への回答や文章の下書き、アプリをまたいだ操作ができる。ただし新しいSiriは当初は英語のみで、日本語への対応は10月に予定されている。文章の要約や画像生成、ショートカットのAIモデル呼び出しは、これまでどおり日本語で使える。表情豊かなSiriの声と高精度の音声入力は、M3以降のチップと12GB以上のメモリを持つMacだけが対象で、M1やM2のMac、8GBのMacBook Neoでは使えない。サーバー側で処理するAI機能には1日の回数制限があり、iCloud+の多くのプランでは上限が広がるが、具体的な回数は公表されていない。メッセージの提案とパスワードの自動修正は配信日には含まれず、後日のアップデートで追加される。
この文章には、日付・対応機種・メモリの条件・回数制限といった「要約で落ちやすい情報」をわざと詰め込んであります。どれが残ってどれが消えるかを見れば、モデルの差が分かるという仕掛けです。
欠落チェック表
| モデル | 「10月」 | 「M3以降+12GB」 | 「回数制限」 |
|---|---|---|---|
| オンデバイス | ○ | ○ | ×(落ちた) |
| クラウド | ○ | ○ | ○ |
| Cloud Pro | ○ | △(12GB が落ちた) | ○ |
| ChatGPT | ○ | ○ | ○(「1日上限」と言い換え) |
形式の違い
| モデル | 3行に収まったか | 感想 |
|---|---|---|
| オンデバイス | △(段落3つ・1段落目が長い) | ○ |
| クラウド | ○ | ○ |
| Cloud Pro | ○(箇条書き3点) | ○ |
| ChatGPT | ○(箇条書き3点) | ○(「1日上限」と言い換え) |
読み取れることは 2 つです。
- ✅ 書いていないことを足したモデルは 1 つもありませんでした。 元の文章に無い話を勝手に作った例はゼロです
- ✅ 欠落がいちばん少ないのは ChatGPT、いちばん多いのはオンデバイスでした
差が出たのは「何を足したか」ではなく「何を落としたか」です。要約の精度を気にするなら、ここを見比べるのが実用的です。
🗣 追加指示(フォローアップ)も日本語で通る
一度出た答えに、続けて日本語で注文を付けられます。
クラウドの結果に「感想を関西弁にして」と追加で指示したところ、最終行が「期待と制約が混在する印象です。」から「期待と制約が混じってて、ちょっと複雑やな。」に差し替わりました。1 行だけ書き直す形で、やり取りが続きます。
組み方も簡単で、アクションを 3 つ並べるだけです。
- クリップボードを取得
- モデルを使用
- コンテンツを表示
3 つ目の名前は「結果を表示」ではなく「コンテンツを表示」です(検索窓に「結果」と入れても出てきますが、正式な名称は違います)。置くアクションは 3 つだけなので、初めてでも迷いません。
なお、8GB の MacBook Neo で同じことを試したときも、オンデバイスモデルは約 11 秒で日本語の要約を返しました(8GB 機でどこまでやれるかはMacBook Neo 8GBでAI駆動開発は可能か検証した記事にまとめています)。

⚡️ 今日から日本語で使える②|「ショートカットを説明」は日本語で9.2秒、作文ツールも動く
やりたいことを日本語の文章で書くだけで、ショートカットが自動で組み上がります。 所要時間は 9.2 秒でした。
正直に言うと、この機能は英語設定でないと動かないだろうと予想していました。結果は外れで、日本語のままで最後まで通りました。
✍️ 日本語で書いた1文が9.2秒でショートカットになった
ショートカット.app の「+」を押すと、エディタの中央に「ショートカットでどのような操作を実行しますか?」というバナーと「ショートカットを説明」の入力欄が出ます。ここに日本語で書きます。
スクリーンショットを撮ったら、その画像の内容を要約してメモに新規ノートとして保存する
Return を押してから 9.2 秒、「ショートカットを組み立て中…」の表示のあとに出来上がったのが次の 4 つです。
- 🔔 スクリーンショットが保存されたとき:
- 🔍 画像からテキストを抽出する
- 📝 テキストを要約する
- 🗒 メモを作成する
実行すると、メモに「スクリーンショットの要約」というノートが実際に作られました。画面の中の説明だけで終わらず、ちゃんと動きます。

🔁 「変更を説明」で作り直せる
出来上がったショートカットは、また日本語で注文すれば直せます。
「保存先をリマインダーに変えて」と入れたら、3 つ目のアクションが「メモを作成する」から「リマインダーを追加する」に差し替わりました(カードの色も黄から青に変わります)。作り直しではなく差し替えなので、失敗しても怖くありません。
🎨 作文ツール・Image Playground・写真・オートメーション
ショートカット以外にも、日本語のまま触れるものがあります。
- ✏️ 作文ツール: 最上部に「変更を説明」の入力欄が新設。校正/書き直し/要約なども並ぶ
- 🖼 Image Playground: 「金門橋の上を走る犬」という日本語のプロンプトで 1 枚生成できた
- 📷 写真: 編集画面のタブが 調整/スタイル/切り取り/ツール に整理され、AI 系(クリーンアップ・拡張・リフレーム)は「ツール」に集約された(拡張は項目の存在を確認したところまでで、仕上がりは未確認)
- 🤖 オートメーション: アクション検索パネルの「オートメーション」カテゴリにトリガーが並ぶ形になった(「バッテリー残量」等一部はリリースノート上 macOS では機能しない可能性あり)
⏳ 英語にしても順番待ち|macOS 27 の新 Siri は「Join Waitlist」で止まる
英語設定にして現れるのは、有効化のスイッチではなく順番待ちの登録ボタンです。 登録しても、そこから先には進みません。
理由は、Siri AI が段階的に配信されているからです。通知が来るまでは、言語を何語にしても使えません。
🚧 英語にすると出るのは「Join Waitlist」だった
システム設定で Mac 本体と Siri の言語をそろえて English (United States) にすると「Try Siri AI (Beta)」の行が現れます。期待して押すと、出るのはこれでした。
Siri AI (Beta) — Joined Waitlist
You have been added to the waitlist. Siri AI is being rolled out gradually. You'll get a notification as soon as it's available.
(順番待ちに登録されました。Siri AI は段階的に展開されています。利用できるようになり次第、通知が届きます。)
MacBook Pro M5 でも MacBook Neo でも、まったく同じ表示でした。英語 UI のまま ⌘Space に Summarize this file と入れても、返ってきたのはファイル名の部分一致検索だけで、選択中の PDF は認識しませんでした。
これは日本にいるからではありません。 アメリカの Apple 系メディアも、自国の読者に向けて「Siri AI を使うにはまず順番待ちへの登録が要る」と伝えています(9to5Mac)。条件として挙げられているのは対応する機種とデバイスの言語を英語にすることで、地域や国は入っていません。
言語設定をいじっても順番は早くなりません。日本語に戻して大丈夫です。




🔍 日本語のままの ⌘Space は従来の Spotlight。ただし「ChatGPT に頼む」が生えている
日本語設定で ⌘Space(Spotlight)に話しかけても、AI の回答文は返りません。
| 入力した言葉 | 返ってきたもの |
|---|---|
| 今日の予定教えて | 従来の Spotlight 検索結果(カレンダー項目・リマインダーが並ぶ) |
| このMacのストレージ空き容量は | Web 検索候補とアプリ候補。質問には答えていない |
ただし、候補の末尾に「ChatGPT に頼む」という項目が生えています。日本語ユーザーにとっては、今のところここが Siri 経由で AI に届く唯一の入口です。


⚠️ 【重要】日本語の質問に答えたのは新 Siri ではない
ここは誤解しやすいので、はっきり分けておきます。
英語設定の Siri に日本語で質問して、日本語で答えが返ってきた場面はありました。しかしこれは新しい Siri ではありません。 回答の下に ChatGPT · Check important info for mistakes. と表示されており、従来の Siri + ChatGPT 拡張が答えていました。
つまり「英語にしたら日本語の質問に答えた=新 Siri が動いた」ではありません。新 Siri は、順番待ちのまま止まったままです。
🗓 まだ来ていないもの|macOS 27 の日本語対応は10月予定、サーバー側の機能には1日の回数制限
Siri AI の日本語対応は 10 月予定です。 ここは待てば来ます。
根拠は Apple のプレスリリースで、「10月には日本語、フランス語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語にも対応します」と明記されています(Apple の公式プレスリリース)。日本語版・英語版のどちらも「10月」で表記が一致していました。
対応する Mac は次のとおりです。
- 💻 MacBook Neo(A18 Pro)
- 💻 M1 以降を搭載した Mac(Intel Mac への言及はなく、非対応です)
もうひとつ、知っておくと安心な公式の記述があります。
- 対象: Siri AI・写真の編集ツール・Image Playground・ショートカットの Cloud モデルなど、Apple のサーバーを使う機能
- 制限: 1 日の使用回数に上限がある(具体的な回数は非公開。機能やリクエストの複雑さで変動)
- 拡張: 「今後有料で提供予定」とだけ書かれており、料金・提供方法は未公表
これは公式の説明であって、私が上限に当たって確かめたものではありません。
なお、iPhone 側の状況(同じく 10 月予定であることや、iPhone で使えない機能の整理)は【iOS 27】Siri AIの日本語対応と使えない5機能をまとめた記事にまとめてあります。Mac と iPhone で待っているものは同じです。

10 月までの期間は、日本語で動くショートカットに慣れておくのがいちばん得だと思います。
🔧 つまずきやすい2つの設定|言語不一致で Apple Intelligence が丸ごと止まる
「AI がどこにも見当たらない」と思ったときの原因は、ほぼこの 2 つです。 どちらも壊れているわけではありません。
- ✅ Mac 本体と Siri の言語が一致していない
- ✅ AI のデータをダウンロードしている途中
🚫 Mac本体とSiriの言語が違うと、AIが丸ごと止まる
Apple Intelligence は、Mac 本体の言語と Siri の言語が同じであることを前提にしています。片方だけ英語にすると、設定画面に Apple Intelligence requires that Mac and Siri are set to the same language. と出て、Siri AI の行そのものが消えます。
止まるのは Siri だけではありません。ショートカットの「モデルを使用」を実行しても、次のエラーで止まりました。
"モデルを使用" を実行できませんでした。デバイスの言語と Siri の言語が一致しないため、Apple Intelligence は使用できません。
英語に切り替えるなら、本体と Siri の両方を揃えてください。片方だけだと、今まで使えていた日本語の AI 機能まで道連れになります。

⏬ 言語を切り替えるたびにダウンロードが走る
「ショートカットを説明」の入力欄が出てこないときは、まだ準備中です。
私が最初に見た昼の時点では、エディタに「右からアクションを追加してショートカットを作成します。」と出るだけで入力欄がありませんでした。同じ日の夕方に開き直したら、ちゃんと出ていました。
言語設定を切り替えるたびにデータの再ダウンロードが走り、その間は「"ショートカットを説明" に必要なものを準備中」という表示に戻ります。何度も設定を見直す必要はありません。少し時間をおいて開き直すだけで大丈夫です。
🎯 まとめ|macOS 27 の AI は「日本語で、ショートカットから」始めればいい
macOS 27 の AI について、実機で分かったことをまとめます。
- ⏳ 新 Siri は英語にしても使えない。 出るのは「Join Waitlist」で、登録後は「Joined Waitlist」のまま止まる
- ⭕ AI はもう日本語で動いている。 ショートカットの「モデルを使用」は 4 モデルとも日本語で答え、余計な情報を足したモデルは 1 つも無かった
- ⚡️ 「ショートカットを説明」は日本語で 9.2 秒。 書いた 1 文がそのまま動くショートカットになる
- 🚫 本体と Siri の言語がずれると、AI が丸ごと止まる。 英語にするなら両方そろえる
- 🗓 日本語対応は 10 月予定。 待てば来る
「アップデートしたのに何も変わらない」と感じていたなら、それは設定の失敗ではなく順番待ちです。設定画面を往復するより、ショートカットを 1 つ作って「モデルを使用」を置いてみるほうが、macOS 27 の AI にはずっと早く届きます。試しておけば、10 月に日本語対応が来たときにも慌てずに済みます。
あなたの Mac には、Waitlist の通知はもう届きましたか。よければコメントで教えてください。
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