【競馬予想TV】2026オークス予想まとめ|スターアニスを誰も本命にしなかった理由
2026年5月24日に東京競馬場で行われるG1オークス(優駿牝馬・芝2400m)。前日の競馬予想TVでは、1番人気スターアニス(単勝3.0倍)を5人の予想家全員が本命にしなかったという異例の展開になりました。
- 「スプリンターが2400m走ったら2ランク落ちる」(キムラヨウヘイ)
- 「ドレフォン産駒で距離こなすのは無理」(亀谷敬正)
- 「1200mデビュー勝ちからオークス勝ちは2002年以来なし」(夏目耕四郎)
では、プロの予想家たちは代わりにどの馬を本命に選んだのか? この記事では買い目ではなく「なぜその馬を選んだのか」という予想理由に焦点を当て、5人の予想家それぞれの見解を整理します。
この記事でわかること:
- スターアニスを全員が本命から外した3つの理由
- 5人の予想家がそれぞれ本命に選んだ馬と、その根拠
- 番組で最も白熱した「馬体重500kg問題」の論争内容
- 桜花賞がオークスに繋がらないと判断された理由
自分の予想を固めるヒントとして、ぜひ参考にしてください。
出演予想家と本命馬の一覧
まずは結論から。5人の予想家の本命馬は以下のとおりです。
| 予想家 | 本命馬 | 人気 | 予想手法 |
|---|---|---|---|
| キムラヨウヘイ | ラフターラインズ(18番) | 2番人気 | パフォーマンスレベル |
| 亀谷敬正 | ジュウリョクピエロ(16番) | 4番人気 | 血統ビーム |
| 小林弘明 | ドリームコア(12番) | 5番人気 | 能力指数 |
| 夏目耕四郎 | エンネ(13番) | 3番人気 | ラップフォーカス |
| 井内利彰 | エンネ(13番) | 3番人気 | 調教マトリックス |
1番人気スターアニス(10番)を本命にした予想家はゼロ。5人がそれぞれの専門手法で分析した結果、全員が距離2400mへの不安を理由にスターアニスを回避しました。
なお、当日の馬場状況も予想に大きく影響しています。東京芝はBコース2週目で、前週は中間の雨の影響で内側が緩く、ジョッキーも「内側が緩いから通りたくない」と話していた状態。内から5〜6頭分は馬が走っておらず、差し・追い込み有利のコンディションが見込まれています。

スターアニス(1番人気・3.0倍)を全員がスルーした理由
桜花賞を制した実力馬スターアニスが、なぜ全員から本命を外されたのか。その理由は大きく3つに集約されます。
理由①: 距離2400mは明らかに長い
キムラヨウヘイは独自のパフォーマンスレベル(7段階評価)で、スターアニスをD以下に格下げしました。
「マイラーというよりもっと短い距離の馬。スプリンターが2400mを走ったら2ランク以上落ちる」という見立てです。実際、スターアニスのデビュー戦は1200m勝ち。そこから距離を伸ばして桜花賞を制しましたが、2400mへの延長は未知の領域です。
理由②: 血統が距離延長を裏付けない
亀谷敬正は血統ビームで分析し、「ドレフォン産駒で距離こなすのは無理。血統面から全てダメ」と断言しました。
ドレフォン産駒はスピードに特化した血統で、2400mの持久力が求められるオークスとは相性が悪いと判断。亀谷はスターアニスを完全な消しとしています。
理由③: データが示す厳しい現実
夏目耕四郎と小林弘明は、1200mデビュー勝ち馬のオークス勝利が2002年のスマイルトゥモロー以来出ていないというデータを指摘。
ただし、2人とも「能力は出走馬の中で1枚上手」と認めており、勝ちは難しいが2〜3着に来る可能性は十分あるとして、抑えの評価は与えています。

ラフターラインズ(2番人気)— キムラヨウヘイの本命
キムラヨウヘイがラフターラインズを本命にした最大の根拠は馬体重です。
「460kg台の小さい馬が有利」馬体重データ
キムラは桜花賞とオークスの馬体重別成績を比較し、オークスでは460kg台以下の小柄な馬が圧倒的に好成績であることを示しました。
- 桜花賞: 480kg以上のでかい馬が優勢
- オークス: 460kg台以下の馬が優勢。近7年の人気馬で小柄な馬は11頭中9頭好走
ラフターラインズは前走460kg。今回の人気馬はほとんどが大型馬のため、「相当優位な立場にある」と判断しました。
きさらぎ賞で牡馬相手に0.0秒差3着
もうひとつの根拠は、きさらぎ賞(G3)での走り。超スローペースのなか、ほぼ最後方から上がり最速で牡馬相手に0.0秒差3着。キムラは「展開が違えば勝っていた」と評価しています。
出遅れ癖が最大の不安
ただし、全員が指摘した不安材料が出遅れ癖。デビューからまともにゲートを出たことがなく、きさらぎ賞では5馬身の出遅れ。オークスはスタンド前発走で最も騒がしい環境のうえ、18頭立ては初めてです。
キムラも出遅れリスクは認めつつ、「レーン騎手に乗り替わるのがプラス。この馬は騎手の腕がパフォーマンスに直結する」として本命に据えました。
他の予想家の見方
- 亀谷: 対抗。「ディープ系で母系がオークス血統。全兄弟がオークス2着、3代母もオークス2着。消す理由がない」
- 夏目: 連対。「中盤の区間ラップもメンバー中最速クラス。途中からスピードを上げていく能力はナンバーワン」
- 井内: 抑え。「追い切り本数が少ない。過去5年で追い切り本数が少ない馬は1頭も好走していない」(調教マトリックスの観点で警鐘)

エンネ(3番人気)— 夏目耕四郎・井内利彰のダブル本命
エンネは夏目と井内の2人が本命に選びましたが、その理由はまったく異なるアプローチから導き出されています。
夏目のラップフォーカス: 「オークスの近年ラップに最もフィット」
夏目は独自のラップフォーカスで、近年のオークスはラップが緩みにくくなっていると分析。タフな流れの中で上がり最速を出して勝ち切ることが重要だと指摘しました。
エンネはフローラSで加速ラップの中で上がり32.8秒を記録。これは牝馬で唯一の数値で、レガレイラがオープンリステッドで出した32.9秒とほぼ同等のレベルです。
「ラフターラインズよりも、エンネの方がオークスの近年ラップバランスに近い」というのが夏目の結論です。
井内の調教マトリックス: 「デビュー以来、最高の出来」
井内は調教マトリックスで分析し、エンネの追い切り本数がデビュー以来最多であることに注目しました。
- 吉岡厩舎は普段、最終追い切りをビシッとやらないタイプ
- 今回はデビュー以来最も多い本数 → 間違いなく最高の仕上がり
- 坂井瑠星騎手が追い切りに乗り、前走より1秒以上速い動き
- 1週前の調教ではオープン馬2頭と追走して先着、10.9秒の好時計
さらに井内は、吉岡厩舎の500kg以上の馬の芝レース成績が6勝2着3回3着3回(着外2回も4着と5着のみ)という驚異的なデータも紹介しています。
「史上初」のデータブレイクに挑む
エンネが勝った場合、複数の「史上初」が生まれます。
- 500kg以上のオークス優勝馬は史上なし
- フローラS2着馬からのオークス優勝は史上なし
- 過去最少キャリアでのオークス優勝
小林弘明は「史上初って起こるんですよ。ロジャーバローズも京都新聞杯2着から史上初でダービーを勝った」と後押ししました。

ジュウリョクピエロ(4番人気)— 亀谷敬正の本命
亀谷敬正が本命に選んだのは、忘れな草賞を衝撃的な勝ち方で制したジュウリョクピエロ。根拠は血統と脚質の2つです。
血統ビーム: 「ユーバーレーベン型」の非主流血統
亀谷の分析によると、ジュウリョクピエロはオルフェーヴル産駒で、祖母が帝王賞(当時2400m)を勝った地方のダート長距離馬。この配合パターンは、2021年オークスを制したユーバーレーベンに類似しています。
「牝馬の中長距離は非主流の条件。走る血統はディープやドゥラメンテではなく、ステイゴールド系・キズナ産駒・ハービンジャー産駒といった非主流」というのが亀谷の持論です。
差し追い込みが効く今の東京芝
もうひとつの根拠は、今の東京芝が差し追い込み有利なコンディションにあること。前週のBコース2週目では内側が緩く、ジョッキーも「内側が緩いから通りたくない」と話していたほど。
G1では2桁通過順の馬が穴を開ける傾向があり、追い込み脚質のジュウリョクピエロには有利な展開が見込めます。
今村聖奈騎手は問題ないのか?
小林は「来ると思うけど、今村騎手でG1を勝てる騎乗ができるのか」と不安視しましたが、亀谷は「後ろからレーンやルメールを見て仕掛け所を判断すればいい。誰が乗っても一緒」と反論しています。
一方、夏目は無印。「忘れな草賞は他馬がコーナーで止まった中でまくり切っただけ。オークス向きのラップバランスで走ってきた馬ではない」と厳しい評価です。

ドリームコア(5番人気)— 小林弘明の本命
小林弘明は「ラフターラインズ・エンネ・ドリームコアの3頭はほぼ同列。被らないようにドリームコアを選んだ」と「トリプル本命」を宣言しました。
指数の上昇幅がメンバー最高
小林の能力指数によると、ドリームコアはデビュー戦からの指数上昇幅が凄い。前走時点で実質トップクラスの指数を持っています。
特に評価が高いのがクイーンカップの内容。「出るスペースがない中、開いた瞬間にヒュッと加速した。長い距離を走れて能力が高い馬だからこそできる芸当」と分析しています。
桜花賞惨敗の理由は「右回り」と「状態」
桜花賞で大敗していますが、小林は敗因を明確に2つ挙げました。
- 右回り(阪神遠征)が合わなかった — 関東圏では一度も崩れていない
- 状態面の問題 — 1週前の追い切りの動きがひどかった。今回は1週前からきっちり動いている
ルメール騎手自身も「左回りの方がいい」と言っていたとのこと。左回りの東京に戻る今回は条件が揃っています。
萩原清志調教師への想い
ドリームコアの母は、東京マイルレコード(1:30.9)を持つノームコア。管理していた萩原清志調教師がオークス直前に逝去しました。番組内でも松本ヒロシが「天国から見守っていただきたい」と言葉を送る場面がありました。

最大の論点: 馬体重500kg問題
今回の放送で最も白熱した討論が、「馬体重500kg以上の馬はオークスで通用するのか」です。
キムラの主張: 「500kg以上は来ない。男らしく買わない」
キムラは桜花賞とオークスの馬体重別成績データを提示し、オークスでは大型馬が飛びがちであることを強調しました。特に今回の人気馬はみんなでかい馬ばかりで、460kg台のラフターラインズが相当優位だと主張。
エンネ(約520kg)やドリームコア(前走502kg)を馬体重の観点から軽視し、「男らしく買わない」と断言しました。
井内・亀谷の反論
これに対し、井内は「吉岡厩舎の500kg以上の芝レース成績は掲示板を外したことがない」と厩舎データで反論。
亀谷も「キズナ産駒だけはでかくても来る。実際、過去のオークスでもでかくて来た馬の半分はキズナ産駒」と指摘し、キズナ産駒であるエンネを例外扱いすべきだと主張しました。
結局キムラは「3連複なら買いますよ」と認め、完全には切れないことを示唆。馬体重だけで機械的に切るべきか、厩舎力や血統の例外を認めるべきか — この判断が予想のカギになりそうです。
もう一つの論点: 桜花賞はオークスに繋がるか
「今年の桜花賞は繋がらない」
亀谷と小林は口を揃えて、今年の桜花賞はオークスにほぼ繋がらないと主張しました。
小林の分析によると、桜花賞で2着以下に入った馬はカナロア産駒やファインニードル産駒など、マイル未満の適性しかない馬ばかり。2400mのオークスで走れるタイプではないという見立てです。
亀谷はさらに踏み込んで、「桜花賞に出ること自体が不利。桜花賞組は全滅まであり得る」と強い言葉を使いました。
この分析が正しければ、桜花賞組で唯一人気を集めるスターアニスとドリームコアは厳しい立場に置かれます。逆に、フローラS組のラフターラインズとエンネに追い風が吹くことになります。
穴馬として注目された2頭
メイン予想とは別に、井内が挙げた穴馬2頭も紹介します。
リアライズルミナス(5番・13番人気)— 井内の対抗
フローラSでは優先出走権を取れませんでしたが、翌週にオークスを使いたいと別の厩舎に転厩するほどの思い入れ。前走は権利を取りに行きすぎて調教チャートが大きくなりすぎた反動で、今回は1週前からしっかり追われています。
ミツカネベネラ(1番・最低人気310倍)— 井内の穴馬
単勝310倍という最低人気ながら、井内は「今まで全然やらなかった調教を、やっとしっかり出してきた。アルテミスS(2着)とほぼ同じ追い切り内容。310倍でも買う価値がある」と評価しました。
まとめ: 5人の予想家が示した3つの視点
2026年オークスの競馬予想TV予想を振り返ると、プロの予想家たちは大きく3つの視点で予想を組み立てていました。
- 距離適性: スターアニスを全員が切ったのは「2400mは長い」という共通認識。桜花賞馬でも距離の壁は越えられないと判断
- 馬体重: 460kg台のラフターラインズが優位か、500kg超でもキズナ産駒のエンネなら例外として通用するか。この判断でキムラと井内・亀谷が真っ向から対立
- ステップレースの価値: 桜花賞組は今年の出走馬の構成的に繋がりにくく、フローラS組が有利
予想手法はバラバラでも、「スターアニスの距離不安」と「フローラS組の評価の高さ」は全員が一致しています。それでも本命が4頭に分かれたのは、エンネの馬体重リスクをどう評価するか、ジュウリョクピエロの今村騎手をどう見るかなど、リスクの取り方の違いが出たからです。
各予想家の分析を参考に、ぜひ自分なりの予想を組み立ててみてください。


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